難病患者におすすめの就職支援サービス

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こんにちは、管理人よん(@yoyon2011)です。
今回は難病の人、持病がある人のための就職活動について。就職や仕事は持病・難病がある人にとってずっと切っても切り離せない悩み事ではないでしょうか。

当たり前ですがお医者さんは就職相談には乗ってくれないし、アドバイスしてくれても要は

「無理するな」

です。

難病の人で就職や仕事のことで悩まない人っていないと思います。

・就職できるんだろうか
・今の仕事を続けられるんだろうか
・もっと体調に合わせた仕事に転職したい…

などなど難病患者と就職・仕事といった課題は切っても切り離せません。

難病だけど働きたい、働かないといけない人のための就労支援・就職サポートサービスについてご紹介します。
就職や仕事のことで悩まれている方にお役に立てたらと思います。

障がい者手帳を持っているなら

最初の話として、難病でも「障がい者手帳を持っている(取得できた)人」と「持っていない(取得できない)人」とでは状況が違います。
障がい者手帳ありの人は、いわゆる「障がい者採用枠」というものを利用することができるので、企業HPだったり、ハローワークで障がい者採用枠を調べたらいっぱい出てきますよね。
また障がい者手帳ありの方を対象にした就職・転職サポート会社もたくさんありますので(下記は一例)

こうしたところを頼ってみると良いと思います。障がい者手帳があれば就職は簡単かというと、決してそうではないのですが、それでも手帳を持たない人に比べるとかなりのチャンスは広がります。

障がい者手帳を持っていない難病患者のための就職支援

一方で障がい者手帳なしの方は、残念ながら障がい者採用枠の対象にはなりません…。
かなり珍しい例ですが、兵庫県明石市は障がい者枠に指定難病の患者を含めるという、ありがたすぎる条件を出しています。

他の自治体や企業もぜひこれに続いてほしいところですが、まだまだそうなるには長い道のり。。。普通に健康な人たちと同じ立場で就職活動をしないといけないため、なかなか簡単ではありません。ちなみに障がい者手帳は自分もクローン病の手術後に申請したことがありますが、多少の食事制限程度では認定されませんでした。。。

障がい者手帳なしで果たして就職できるのか?現時点では、「障がい者手帳なし」の難病患者の方が受けられる、就職サポートとして次のようなものがありますので、良ければ利用を検討してみてください。

  • 1.難病患者就職サポーターに相談する
  • 2.就労支援の福祉サービスを利用する
  • 3.難病相談・支援センターに相談する

それぞれに支援内容や特徴が違います。
簡単に紹介します。

1.難病患者就職サポーターに相談する

難病患者が就職について困ったり悩んだとき、相談先としてまずおすすめのひとつがハローワークの難病患者就職サポーターです。

ハローワークには以前から障がい者担当の窓口が設置されており、「難病患者です」と伝えるとその窓口で対応をされることがありましたが、難病患者支援の専門ではありませんでした。
一方、現在設置されている難病患者就職サポーターは難病患者の就職支援を専門としています。
難病患者の就職支援経験を積んだ相談員さんが就職サポートしてくれます。

ただし注意が必要なのはすべてのハローワークに常駐しているわけではありません。
平成28年以降全国49か所のハローワークに配置されているということで、基本的には各都道府県に1か所です。
また事前に電話で問合せしておきましょう。
毎日、開所時間常にいらっしゃるわけではありませんので、事前に相談に行く日時を予約しておいた方が良いと思います。
お住まいの都道府県の中で、サポーターが配置されているところに行きましょう。

こんな人におすすめ

  • 比較的病気の症状が落ち着いていて、一般企業へ就職したいと考えている人。
  • 在職中だが転職を考えている人

2.就労支援の福祉サービスを利用する

一般的には「福祉施設」や「福祉事業所」と言われる場所です。障がい者や難病の人を対象に、働きながら一般企業などへの就職を目指したり、職業訓練や就職支援サービスを利用することができます。
支援員というスタッフの方がサービス利用者のサポートを行っています。

これは法律によって定められた福祉サービスです。

以前は障がい者手帳を持っている人でないと利用できませんでしたが、平成25年に法律が改正され、厚生労働省の指定する難病患者であれば福祉サービスを利用できるようになりました。
まだ難病患者が対象になって最近であるため、利用されている方は障がい者の方が多いです。

福祉サービスを利用できるのは難病でも指定難病に限られます。

指定難病に入っていない病気の方は残念ながら利用することができません。
今後ご自身の病気が指定難病に認定された場合は福祉サービスを利用できるようになる可能性が高いと思います。

就職そサポートしてくれる福祉サービスには3つの種類があります。もし利用したいと思ったら、どれかひとつ自分の希望に合ったものを選ぶことになります。
選ぶといっても済んでいる自治体の福祉課など、担当部署の方に相談し利用認定が必要になります。その認定が下りて利用することができます。
ひとつひとつ簡単に違いなどを紹介します。

就労移行支援

就労移行支援はわかりやすくいうと「職業訓練校」のようなイメージに近いものです。仕事につながる特定の分野だったり、ビジネススキル、コミュニケーションスキルについて学び、就職に向けたスキルアップを目指します。
サービスの中には、その人に合った職場を一緒になって開拓したり、就職後、企業で無理なく働いていけるか就職先に訪問して会社側とコミュニケーションを取ってくれるなどのサポートも行っています。

全国にたくさんありますが、具体的なおすすめ事業所をあげると、僕が以前から知っているところだと「LITALICOワークス」。

全国に事業所があります。福祉関係の事業を色々と展開されていて、お金のためではなく福祉分野で困っている人のためにという思いを勝手にですが感じているので、おすすめしたい、というか自分が就職活動するならここに相談に行きたいと思います。
念のため、別にLITALICOの関係者ではないです(笑)

こんな人におすすめ

・就職を目指しているが現時点では自信がないためスキルアップしたい人
・社会復帰に向けて体や気持ちを少しずつ慣れさせていきたい人
ハローワークでの支援に比べると、長期で就職を目指すところだと思ってください。

就労継続支援A型

就労継続支援A型は、一般企業などでの就労が難しいと思われる障がい者や難病の人が、事業所・施設と雇用契約を結んで、仕事をするところです。最低賃金以上のお金ももらうことができ、いわゆる「就職」というイメージに近い形です。事業所によってどんな仕事をするかは様々ですが、福祉関係の資格を持った人がその人に合った支援を考えながらサポートしてくれます(どのくらいサポートしてくれるかは事業所にもよりますが)。そのため体調変化によって今日は仕事を休みたい、といったことも理解してもらえますので、普通の仕事のような「仕事休めない、けど休みたい、どうしよう…」みたいなストレスは無くなると思いますよ。これはかなり大きいプラスポイントです。

利用を検討される際は、一度お住いの自治体の担当部署(障がい者福祉関係の部署)に問い合わせるのが一番早いかと思います。

就労継続支援B型

就労継続支援B型はA型と同じく一般企業などで働くことが難しい障がい者や難病の人が、働く機会をもらうことができます。A型との違いは雇用契約を結ばないこと。なので最低賃金のお金を必ずもられるとは言えません。むしろ、B型で働く多くの障がい者の方は、月に数万円以上もらえる人はごく一部です。B型の事業所すべてに当てはまるわけではありませんが、A型よりもB型の方が、障害や難病の程度が重度な方が利用していることが多いと言えます。そのため作業内容自体が、清掃だったり、内職作業を扱う事業所も多いです。

おそらくこのページを読んでいただいている難病で就職どうしようかな、と悩まれている方は、症状が落ち着いてさえいれば、健康な人と同じように働ける、という方が多いと思います。そんな方には、B型は向かないと思います。

3.NPOや行政の専門部署などに相談する

福祉サービスは法律の規定上、指定難病以外の人は利用できませんが、そうした指定難病以外の方も利用できるものとして、就職支援に取り組んでいるNPOや行政関係の組織も増えつつあります。NPOや行政関係の組織などは難病に関する情報ネットワークを豊富に持っていることも多いので、一人で悩んだり、ネットで調べたりするだけでなく、こうした団体に一度相談するのもおすすめです。

  • 就職支援に取り組んでいるNPO法人
  • 難病相談・支援センターに相談する
  • 難病連に相談する

それぞれの団体で支援の内容や方法は違います。より就職に直結するような支援を希望するならハローワークや就労移行支援事業所の方が専門的だとは思いますが、NPOや行政関係は、就職のことだけじゃなく生活全般の相談をしたい時にはこちらの方が色んな情報をもらえます。

その他の方法

その他にも全国で行政やNPOが主催するイベントなどが開催されることもあります。そうした機会に参加してみると就職に関する情報などが手に入ることもあります。


簡単に紹介してきましたが、また新しい情報があったときはお知らせします!



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